この度、私どもNPO法人スポーツコミュニティー軽井沢クラブ(所在地:長野県北佐久郡軽井沢町大字長倉332-4、理事長:尾沼 好博)は、OBI HOLDINGS PTE LTD(本社:83 Clemenceau Avenue, #15-01 UE Square, Singapore 239920、代表者:永山 要)のご協力により、軽井沢で暮らす困難な状況にある全ての子どもたちへの支援活動を行うために、「軽井沢こども未来基金」を創設いたしました。
基金創設の目的
軽井沢こども未来基金は、「全ての子どもたちにスポーツ・文化芸術の体験機会を」をコンセプトに、軽井沢の困難な状況にある全ての子どもたちに、スポーツ・文化芸術の体験機会を提供することを通じて、子どもたちの心と身体を健やかに育み、「生きる力」を育成することを目的としております。
現在日本には、経済的な理由や家庭の理由などで学習や体験の機会を奪われている子どもたちがいます。世界で比較すると、日本の子ども(17歳以下)の相対的貧困率は、15.7%(2018年)つまり7人に1人が相対的な貧困層だということです。
さまざまな理由により児童養護施設に入所する、「親を頼れない子どもたち」は、2019年時点で約2万5千人にのぼり、全国605カ所の児童養護施設で生活しています。
私どもが暮らす軽井沢でも、いくつかの児童養護施設が存在し、華やかな高級リゾート地という側面で、支援の手が行き届かず、教育の機会や進学の道が閉ざされている子どもたちが、多く暮らしている実情がございます。
そんな子どもたちに、生まれた環境によって将来が左右されることのない社会をつくりたい、との願いから、軽井沢こども未来基金を創設することとなりました。
私どもの活動内容
私どもSC軽井沢は、2004年に総合型地域スポーツクラブの認証を取得し活動をスタートさせ、軽井沢に集う方々のスポーツライフを充実させるために地域に根差した活動を行ってきました。現在も多くの子どもたちに、スポーツプログラムの提供を行っております。
そこで、これらのノウハウを生かし、軽井沢こども未来基金の活動として、フットボールやテニス、水泳などの子ども向けの多種多様なスポーツ・文化プログラムなどの「放課後のアクティビティの無償提供」と、それに通う子どもたちの「無料送迎の提供」の2つの活動により、子どもたちの体験格差を減少させ、子どもたちの抱える諸問題の課題解決に貢献しようと考えております。
タイムスケジュールと予算規模
私どもの活動は、次のタイムスケジュールを予定しております。
第一ステージ(2022年1月~2023年6月)
・各児童施設に暮らす子どもたち約60名への、各種アクティビティの無償提供化
・送迎車両の導入による無料送迎の開始
・健常者だけではなく、ハンディキャップを抱える子どもたちとのスポーツイベントの開催
・活動実績を作りながら、軽井沢町の「ふるさと納税」の寄付として指定を受けることで持続可能な運営を目指す
第二ステージ(2023年7月~)
・軽井沢町内の困難な状況にある子どもたち全体へ対象を拡大(経済的困窮世帯など)
・支援者からの寄付および「ふるさと納税」からの寄付で運営
活動予算規模
・創設から三年間で約一億円
今後、私どもは、「軽井沢こども未来基金」として、地域の子どもたちに貢献する活動を積極的に行い、この地域に住む全ての子どもたちが、将来に希望を持てる地域社会の形成に貢献していきたいと考えております。
■OBI HOLDINGS PTE LTDについて
OBI HOLDINGSグループは、金融商品(FX・CFD・証券等)を提供しビジネスを行うリテールブローカーに対し、CRMプラットフォームを中心とした様々な関連商品を提供しているフィンテックグループ企業です。2022年現在、シンガポール、オーストラリア、日本の3カ国のNGO団体7団体とタイアップし社会貢献活動を積極的に推進しています。